秘仏摸刻に込められた思い。
下関市を見守る
金色不動明王(黄不動尊)

圓陵寺の仏様

金色不動明王(黄不動尊)

圓陵寺に建立された石像は日本三不動のひとつに数えられる、総本山三井寺の黄不動を摸刻したものです。 この黄不動は冬、山中にて修行中の円珍(天台寺門宗の開祖)の目前の空中に突如出現し(虚空示現)、天台密教へ導いたとされる金人(きんじん)を円珍が画工に命じて写し取られせたと言われています。 条(菩薩・明王などが肩からかける布)を着けず、天を向く二牙を持ち、両目をカッと見開く姿は仏像制作の約束事にも当てはまらない斬新なものです。 隆起した筋肉質の体といい、足下に何も踏まない構想といい、いかにも虚空示現の伝説にふさわしいものです。<画像は原本を忠実に模写したものであり、実際のものとは異なります。

金色不動明王立像(黄不動尊)

世に高名な黄不動尊の姿を模した石仏は世に2つとなく、大きく目を見開き、両足をどっしりと開いた立ち姿に圧倒されます。限られた機会にしかお目にかかれない秘仏を摸刻したのは殺伐とした現代社会が、信仰により少しでも平和になるようにと考えたからです。
お不動様に手を合わせ、ともに明るい未来を願いましょう。ご参拝をお待ちしております。
石材:御影石製 高さ:3.3メートル 重さ:4.5トン

淡嶋大明神(淡嶋堂)

円陵寺の境内には、赤い鳥居の淡島堂がございます。
淡嶋大明神様は、女性に対してとても霊験をはたらかせて下さる神様であります。
特に、子授け・縁結び・安産・婦人病などにご利益があると言われております。
参拝者は淡嶋堂の絵馬に願い事を書き、お願いをして帰ります。
その後、願いが叶うとまた、お参りに来てお礼参りをして帰ります。
淡嶋堂内には、そんなお礼参りで奉納された幕、戸帳、鈴緒などがございます。
それだけ霊験あらたかな神様でございます。
女性の方は、是非、お参りなさって下さい。

お抱え地蔵様(日切地蔵)

このお地蔵様は、戦後、病院が少ない時に病で苦しんでいる人を沢山お救いになったと言われているお地蔵様でございます。治らない病気も、このお地蔵様に日を切ってお願いすると病を直して下さると言い伝えられております。それ故、別名を日切地蔵ともいわれております。
お参りの仕方は、21日間の日を切って毎日お参りすると言うものです。そして、最後の21日目にこのお地蔵様を抱えてみて、とても重たいお地蔵様が軽く持ち上がれば願が叶うと言われております。または、21日目の朝にお地蔵様が夢枕出てくると願が叶うとも言われております。本堂内に安置しておりますので、病で苦しんでいる方は、お参りなさってみて下さい。きっと、お地蔵様のご加護があるはずです。

賓頭盧尊者(びんずるそん)

釈迦の弟子で賓頭盧尊(びんずるそん)。
通称「おびんずる様」「なで仏」と呼ばれ、堂の前に置かれています。
自分の病んでいる部位と尊者の同じ所をなでると除病の功徳があるといわれています。
お祀りした時は、真黒なびんずる様でしが、みんなに撫でられて赤くなりました。本堂の前で、参拝者に撫でられるのをまっています。